靴選びのポイント①

こんにちは。pelletteria ibona のブログをご覧いただきありがとうございます。

本日は太田が担当いたします。

本日のテーマは靴選びについてその①です。靴選びといってもコーディネートではなく、サイズ選びや靴選びの際気を付けていいただきたい点について書かせていただきます。一生懸命書いてみたら読んでくださる方もうんざりするくらいの文章量になってしまいましたので何回かに分けて書いていこうかと思います。その①の今回は靴選びの基本的な情報を書いていこうかと思います。

 

男性で靴選びに困った経験がある方はそう多くないと思いますが、女性の方は困った経験がない方の方が少ないのではないでしょうか。

zuccottoで毎日販売員としてお客様とお話をさせていただいていますが、その声をもとに靴選びのポイント、私が日々感じていることについて書いていこうかと思います。あくまでも私の経験に基づくものですので、当てはまらない方もいらっしゃることをご了承ください。

 

捨て寸

色々なメーカーから発売されているスポーツシューズなどと違って革靴には捨て寸というものがあります。捨て寸とは靴を履いた時の、足のつま先と、靴のつま先の間の隙間のことを言います。スポーツシューズは基本的に捨て寸というものはありません。ですので足長(足のかかとからつま先までの長さ)と靴のサイズはほぼ一緒になります。逆に革靴には捨て寸を計算に入れた作りになっています。捨て寸がないとつま先がぶつかって痛かったり、柔軟性が失われてとても歩きにくくなります。革靴を初めて買うときに、いつものスニーカーサイズではいてみるとすごく大きかったという経験をお持ちの方は多いかと思います。それにはこの捨て寸が関係しています。そしてスポーツシューズとのサイズ感の違いを生み出すものの一つに靴の内部の材質の違いがあります。スポーツシューズは中にクッション性のあるスポンジ素材や布を使ってアッパーにかなりの厚みを持たせて丈夫さをだしています。反対に革靴はほぼ革というもともととても丈夫な素材で作られていますので、最低限の厚みしかありません。これにより履いた時のきつい感じや緩い感じに差が生まれます。

ちなみにibonaで取り扱っているレザースニーカーは革靴サイズになっていますので普段はいているスニーカーなどのマイナス1cmくらいを目安に考えていただけるといいかと思います。

ワイズ

靴のサイズには何cmという長さともう一つワイズという考え方があります。EとかEEという表記を見たことがある方もいらっしゃるのではないでしょうか。このワイズはざっくりいうと足の幅を表す表記です。図り方は親指と小指の付け根の一番出っ張った部分を直線で測った長さと、同じ部分を足の甲から裏まで周囲を図った長さを用います。その両方を用いて、26cmのEEといった表現になります。JIS規格の靴のサイズ表を参考にしていただければと思います。私の場合は足長26cm、幅10センチ、周囲24.5cmですのでDかEといった感じです。ちなみにibonaのメンズレザースニーカーはすべてEくらいの木型を使っています。

形状

 

先にも書きましたが、男性は靴選びで苦労することが少なく、逆に女性は苦労しないことが少ない理由の一つに、靴の形状があります。男性の靴はほとんどのものが足の甲高くまで覆っていますが、女性のパンプスなどは足の指の根本くらいまでしか覆われていません。それだけおおわれている面積に差がありますので、靴が足を支える面積も足が靴を支える面積も少なくなってしまいます。また、女性特有のハイヒールなどは、特に体重が足先に大きくかかることになりますのでどうしても足への負担は大きくなります。そういった理由から男性の靴はサイズ感も少し緩い、少しきついくらいでも比較的融通が利きますが女性の靴は浅くなればなるほどサイズ感もシビアになってしまいます。ちなみにibonaで発売が予定されているレディースのレザースニーカーはメンズと同じで甲の高いところまで覆うデザインですので気楽に履いていただける商品になります。

 

素材

 

靴にはたくさんの素材が使われます。ibonaやzuccottoで扱う商品はすべて本革の製品になりますが、同じ本革でも元となる動物の違いや、厚さ、型押しの有無、エナメル加工などによって硬さや伸びに違いが出ます。

一概には言えませんが、爬虫類の革は硬く、哺乳類の革は柔らかい傾向にあります。同じ哺乳類でも大きな動物は硬く小さな動物は柔らかい傾向にあります。ibonaのカーフを用いたスニーカーなどは牛革でも若い牛の革ですので張りがありつつも柔らかい非常に上質な革になります。同じ革を用いても型押しをすると加工時の圧力などで少し硬くなる傾向があるようです。

 

また、パテントレザーなどと呼ばれるエナメル加工された革。水や汚れに強く、革にはない光り方をするので華やかで優美性に富んでおりzuccottoでも人気の革です。革にエナメルの層が追加されるため少し厚みがでることに加え、硬くなります。23cmか23.5cmのように二つのサイズで履かれる方はエナメルの場合は上のサイズで履かれる方が多数です。

 

以上のように合う靴選びには足長、ワイズ、形状、素材といったいろいろな要素が絡み合ってきます。可能な限り、試着をして購入されることをおすすめします。

 

 

ibonaではサイズ交換を初回送料無料で行っています。送料が必要にはなりますが、2回目以降でも送料をご負担いただく形にはなりますが対応しております。サイズ感や靴の素材など靴選びのご相談にも対応しておりますのでぜひお気軽にお問い合わせください。

次回以降各項目を詳しく書いたり、お店での体験やあるあるネタなどまだまだたくさん書いていきますのでぜひご期待ください。

 

株式会社名進

pelletteria ibona

 

 

 

 

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