本革ポーチのプレゼント

こんにちは。いつもpelletteria ibonaのブログをご覧いただきありがとうございます。

本日の担当は太田です。

先日個人的にですがibonaの本革ポーチをプレゼントしました。

このポーチは通帳を入れてもまだまだ余裕があるくらいのサイズ感で作っています。革はとてもソフトなナチュラルオイルワックスレザーを使用し、新品の時から本革特有の固さを感じることなく気持ちよく使っていただける商品です。

特に女性が使うことを意識して作っており、革の柔らかさももちろんですが、大きさも女性のバッグや持ち歩く物を検討し、試行錯誤を繰り返した製品です。企画は名進の誇る女性職人RINAさんです。

女性だからこその視点からいろいろ工夫されており、使いやすい長さのストラップを付けました。そのストラップも革の断面を出すのではなく、革のヘリを折ったものを2枚縫い合わせることによって、持った時の手触りをよく作ってあります。一般的に一番多く使われる革の断面をだした切りっぱなしにし、コバ面を磨く技法だと、手間がかかりますがよりナチュラルで品よく仕上がります。ibonaでもたくさん使われている技法です。当初はこのストラップもそうする予定でしたが、どんなに磨いても角が手に触れる感触が小さいながらも、繊細な女性の手にはストレスだというRINAさんの意見で、この2枚を縫い合わせる方法に変更になりました。この方法ではストラップ全体がナチュラルで柔らかい表革になるので手触りもよく仕上がりました。小さなことですが、使う方の事を最大限考え、長く愛される製品を追求する職人ならでは、女性職人ならではですね。

今回のプレゼントではこのポーチのバフピンクにしました。

お相手は以前の職場のボランティアさん。施設が開設した20年近く前からお昼ご飯を提供してくれているボランティア団体の方たちです。メンバーは近所の奥様方たちで、毎日20人分くらいのお昼ご飯を作ってくださっています。毎日お昼を食べる利用者さんやスタッフから一人300円ずつ集めて買い物に行くのですが、20人だと小銭が6000円分にもなります。普通の財布には収まりきらず、A4のケースを利用していたのを思い出し、今回このポーチをプレゼントすることにしました。奥様方なので色はバフピンクです。

このポーチであれば大量の小銭も余裕で入りますし、ほかにもポイントカードや買い物のメモなども十分に入ります。以前のケースでは毎日の使用に耐えれずに、しょっちゅう新しいものに交換していましたが、このポーチは本革でしっかりと作ってありますのでこれからは何年でも買い替える必要なく使ってもらえると思います。ストラップがついているのも女性にはうれしい重要なポイントですね。

このポーチで使っている革はベジタブルタンニンで鞣しているので薬品などの体に害をなす可能性のあるものは一切使用していません。食事作りの場ということで日ごろから気を付けている場面でも気にすることなく使えると思います。また、着色も過剰にせず、ワックスで仕上げた革なのでとても綺麗にエイジングすると思います。