太田の製造シリーズ ミニポーチを作ります。

こんにちは。いつもpelletteria ibonaのブログをご覧いただきありがとうございます。

今回から再び太田の製造シリーズです。

私が販売員をしているZUCCOTTOではyahoo shoppingにて出店、販売をしていますが、現在yahoo shopping限定でプレゼント企画を行っています。お送りするのはこちら。

 

 

本革で作ったミニポーチです。

このポーチは私が作っていますので、このポーチ作りの様子をちょっとご紹介しようかと思います。

ちなみにibonaではもっとクオリティの高いプレゼント企画を現在も行っています。

 

 

こちらのレザーキーリング。様々な本革を使用してカラバリがとても豊富です。裏にあるibonaの刻印もとても素敵に仕上がっています。このキーリングを発送する際には、客様のお買い上げいただいた商品や、男性女性などいろいろなことを考えて、一番気に入って頂けそうなものを吟味してお送りしています。意外とこの作業は楽しく、スタッフ間であーでもないこーでもないと話し合いながら選んでいます。

このキーリング。プレゼントとしてお作りしていますので販売はしておりません。非売品になります。ぜひこの貴重なキーリング、ゲットしてください。詳しくは

[キャンペーン] 無料でレザーグッズプレゼント

こちらでご紹介しています。

レビューの記入か、インスタグラムでの投稿がプレゼントの条件となっています。インスタグラムでの投稿の際には「ibona」や「イボーナ」といったタグをつけるのをお忘れにならないようお願いいたします。

 

それでは本題のミニポーチ作り。こちらのポーチは商品ではありませんので、企業秘密的なものはあまり気にせずご紹介できます。これまでにも何度か製造工程のご紹介もしていますので、一部の工程については省いていきます。もしご興味のある方は

ibonaの現場

本革財布の作り方 ミニL字財布編①

本革財布の作り方 ミニL字財布編②

太田の製造シリーズ Lzipキーケース

このあたりも読んでいただけるとより詳しく説明している工程もありますので参考にしてみてください。

 

使う材料はこちら。

革とファスナー、ファスナー止めの革。以上です。とても少ないパーツで作れます。

一つにつきファスナーは1本、本体の革とファスナー止の革が2枚づつ必要になります。

本体の革はすでに先抜き、漉きなどの厚みの調整、貼り合わせ、後抜きを済ませてあります。出来上がりに合わせて自由な大きさでいいかと思います。

ファスナーは以前使っていて、廃盤になった商品のために仕入れてあったもので、今は使うことがないのでそれを再利用しました。出来上がりのサイズによってファスナーの長さも調整してください。ファスナー止めの革はおおよそファスナーの幅で、長さは1.5センチから2センチくらいに裁断します。今回は1.5センチで裁断しました。

ではファスナーの加工から。ファスナー止めをつけていきます。これがないとスライダーがすっぽ抜けてしまいますし、逆に長いファスナーでもこれさえあれば好きな短さに調整して使うことが出来ます。

まずはファスナー止めの裏に糊を塗っていきます。

同じようにファスナーの両端にも5ミリで糊を塗ります。のり代はファスナー止めの長さの半分弱が基準です。

糊が乾いたら貼っていきます。まずはファスナーの表側から、次に裏側に貼ります。上側のファスナーの場合には開いた状態で貼りますので、ファスナーの噛みあうつぶつぶ(エレメント)のかみ合わせの確認は必ずしてください。これが一つずれるだけで閉まらなくなることもあります。

ちょっとみにくいですが、ファスナーの裏側を表側より少しだけ深く貼りこむと次のミシンの工程で楽になります。

ファスナーの下側はストッパーがついていて別れることはないと思いますが、上は左右が離れるような仕組みになっています。上側のファスナー止はこんな感じでくっついていない状態で貼るといいと思います。ただし用途によってそれは変わるかと思います。今回は短いファスナーを使うミニポーチですので少しでも開きをよくするためにこのようにしています。ほんの1ミリ2ミリ、角度でも数度の違いですが、少しでも使いやすくしていきます。

全部貼りこめました。今回私は50個くらい作っています。

 

次に貼りこんだ部分をミシンで縫っていきます。なるべく内側にミシンをかけますが、この時に裏側をすこし深くしたことがプラスに働きます。ミシンを落とすと私は言っていますが、厚みのあるものや硬いものを縫うときに、表側(上糸)はきちんと思った場所にかけられていても、裏側(下糸)が狙いを外してしまっていることがあります。針が斜めに入ってしまう事が原因だと思います。今回のファスナーなどは抑えがファスナーの金具に邪魔をされて針が斜めに入ってしまい、上糸は革を縫えていても、下糸が革を外し、ファスナーの布部分を縫ってしまうことがあります。それだとファスナー止めの革が外れたりしてみっともないことになってしまいます。それを防ぐためにあえて落としやすい裏側に余裕をもって貼りこんでミシンをかけています。

そこだけ気を付ければあとは普通にミシンをかけるだけです。最初と最後はしっかりと返し縫いをして、ファスナーの金具をまたぐところも返し縫いをします。縫ったら糸を裏にひいて処理をしたらファスナーの完成です。

今回も長くなってしまいましたね。例にもれず2回にわたる記事になりそうです。また次回をお楽しみにお待ちください。

 

 

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