工房の子猫

こんにちは、Rinaです。

 

今回のブログの内容は『ねこちゃん』。

そうです、今回は革製品とは全く関係ない内容でお届けしたいと思います(笑)

 

猫が来た経緯

猫ちゃん大好き男子のイボーナ店長が、生まれて間もない子猫が工房近くの川沿いで鳴いているのを発見しました。店長はそれを発見してからはもう子猫のことが頭から離れません。交通量の多い工房周りは、野良猫にとっては危険な場所です。どこからその子猫が来たのかはわかりませんが、周りに飼い主や親猫がいる気配は全くありませんでした。

 

お仕事中もその子猫が気になって仕方がない店長は、「ちょっと様子見てくるわ」と言って工房を出ました。お昼休みになったので私も外へ行くと、なんとびっくり、『店長、子猫抱えちゃってるわ、しかもがっちり、見に行くだけじゃなかったんか』と思いましたよ。

 

心優しいのか、ちょっとアホなのか、店長はこうして子猫を保護しました。すぐに病院へ連れていき色々と検査完了。はっきりとはわかりませんが、生後約2か月とのことでした。そして女の子。

 

工房での猫の様子

そんなこんなで、しばらくは工房で飼うことになりました。工房に猫ちゃんがいると、職人さんやお店のスタッフさんが見に来て、みんな可愛がってくれます。生後間もなくして様々な人がいる所へ来たからか、すぐに人間に慣れ、すごく人懐っこい子になりました。

 

工房にゲージを置き、そこで暮らしていたのですが、ゲージの中にいると「私に構って!出して!」と言わんばかりに大きな声で鳴きます。もちろん仕事があるため、ずっと一緒に遊ぶことはできません。しかし、やはりここは靴工房!周りを見れば猫が大好きな本革がたくさん!その中でも有害物質を使っていないベジタブルタンニン鞣しのオイルレザーのはぎれを使用して、猫じゃらしをゲージに取り付けたりもしました。その写真はありませんが、とにかくよく遊んでくれました。たまにゲージから出し、膝の上に乗せたり、部屋の中で自由に過ごさせたりもしました。

 

数時間自由にさせていたら、たまにどこに行ったかわからなくなることもありましたね。大体はどっかの隙間に入っているのですが、どの隙間を探しても全然見つからず、本当にどこ行ったかなと思っていたら普通にミシンのとこで寝ていたこともありました(笑)

 

里親探し

私たちは猫のいる職場慣れて、猫は人間たちのいる職場で過ごすことに慣れてきましたが、お客様のための大切な製品をここで製作しているので、いつまでもここで猫ちゃんと過ごすわけにはいきません。飼い主さんを探さないと、、。保護した店長は既に自宅に猫さんがいっぱいいて、お子さんが生まれたてという時期でもあったため、他で探さなくてはいけませんでした。

 

いつも連れていく動物病院さんは、里親募集をよくされていて、子猫の場合ですと割とすぐ飼い主さんが決まります。毛が白くて目が青く、まだ生後間もない子猫ちゃんは、きっとすぐ決まると思いました。

 

しかし、病院で里親募集の張り紙をしていただこうか迷っていた時、職場の方が引き取ろうか考えてくださっていたのです!本当にかわいい子猫ちゃん、ありがたいことに、一緒に暮らしたいと思ってくれる方は何人かいらっしゃいました。

 

新たに家族を迎えることって難しいですよね。迷っている間にも猫は成長し、里親さんが現れるのがどんどん難しくなってしまいます。そのような状況で考える期間が短い中、皆さん色々と考えてくださいました。

 

子猫、家が決まる。

そうして、こちらの子猫ちゃんは、行く先が決まりました!

イボーナのブログでもお馴染みの太田さん宅です\(^o^)/

 

行く先が決まり嬉しい反面、やはりお別れは寂しいですね~、、。とは言ったものの、全く知らない人のところへと行くよりは、知っている人のお宅へ行くので安心です。そしてまた会えます。本当に良かったです。行く先が決まってからも、太田さん宅で準備が必要なので、しばらくはまだ工房で過ごします。すっごく工房に慣れたみたいで、隠れず堂々と床で寝転がる姿も見るようになりました。

来た当初は白い毛が少し汚れていて薄汚い感じだったのが、気づけばこんなに真っ白くきれいな毛並みになっていました。猫は綺麗好きって言いますもんね(この子猫はそれ程綺麗好きな感じはしないですが(笑))。

 

そんなこんなで猫ちゃんはめでたく太田家の猫になりました。その後のこの子猫の様子はまたブログで太田が報告するかと思います。おたのしみに!

 

 

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