今回もちょっとビジネスのお話
こんにちは。いつもpelletteria ibonaのブログをご覧いただきありがとうございます。
今回も前回に引き続き、ちょっとしたビジネスのお話をします。
ビジネスの現場での心構え、組織として上手に機能するためにそれぞれが考えるべき事を書いていきます。
それでは早速始めていきます。
まずこの図です。前回と同じ線分図でちょっと数学的に見えますが、難しいことではありませんので数学アレルギーをお持ちの方は気を楽にして読んでください。
x軸ができるできないを表し、y軸がしたいしたくないを表します。z軸は後で使用します。
x軸とY軸に分けられた4つのエリアは、できるししたい事、できないけどしたい事、できるけどしたくない事、できないししたくない事をそれぞれ表します。
常々私が意識しながらやっていたことではありますが、いつだったかテレビで同じ考えを見たことがあります。毎日のようにテレビに出ている某進学塾の先生がこの図で説明をしていました。日本人はこの図の中のできないししたくないことをできるようになることをとても価値のあることだと考える。しかし、それが出来ても、他にもっとうまくできる人や好きでやってくれる人がいるので、逆にできるししたいことを伸ばしていくことの方が価値があるのではないかという話でした。私もその考えには賛同します。ですが、極論を言えばしたくないこと、できないことはやらないでいいという事にもなりますので手放しで賛同はできません。
私は以前よりこの図にもう一つの軸、z軸を加えてこの図を立体として考えます。z軸が示すのは周囲の人がしてほしいと望まれているか否かです。図にするとこんな感じになります。
さらに色分けしてエリアを示すとこんな感じです。
裏にあって見えていない部分もありますが、それぞれ
A できる;したい;望まれている
B できる;したい;望まれていない
C できる:したくない;望まれている
D できる;したくない;望まれていない
E できない;したい;望まれている
F できない;したい;望まれていない
G できない:したくない;望まれている
H できない;したくない;望まれていない
とこんな感じになります。これらも仕事の選択や優先順位を決めるうえで重要なポイントになると思います。
私たちは最小単位である家族というコミュニティから、職場、学校、地域、自治体、国、大きなものですと世界という大きなコミュニティまで、たくさんのコミュニティに所属しています。コミュニティとはつまり社会です。
それぞれのコミュニティにそれぞれのルールがあり、それぞれの立場と役割があります。その役割を果たすのが社会人であり逆に社会人には果たすべき役割があるといえます。
その社会人の、反対の存在、意味を持つ言葉が子供や学生といえるかもしれません。対義語ではないと思いますので正確ではないと思いますが、存在としてのイメージでいうと決して間違いでもないと思います。その社会人と子供の大きな違いは何でしょうか。その違いに大きく関係していくのが上の図のz軸だと思います。
私は3歳の子供の子育てをしています。小さな子供はとてもシンプルに生きています。物事をしたいかしたくないか、好きか嫌いか、嬉しいか嫌かで判断します。少し大きくなりできるかできないかを考えるようになり、さらに望まれているかを考え社会性を身に着けていきます。そうすることで大人になっていきます。この社会性が欠如するとどうなるでしょう。
例えば、私が自宅で子供とテレビを見ています。奥さんはキッチンで夕食を作っています。その時に子供がおしっこを漏らしてしまいました。私はもちろんその片付けができます。奥さんは料理で手が離せないので私がすることを望んでいます。ですが、私がしたくないという理由でしなかったらどうなるでしょうか。家庭崩壊の第一歩になってしまう可能性があります。
私の友人が奥さんに子供がうんちしてるよと声をかけてぶちギレられたことがあると笑っていましたが当たり前だと思います。
もう一つ、お休みの日に奥さんが友人と出かけて自宅に子供と二人です。自分も疲れていてゆっくりしたいです。それでも子供と一緒に夕食を作って奥さんを迎えました。きっと奥さんは喜びますし、子供も料理が楽しかったと感じるでしょう。
この二つのケースは上の図のCに当てはまることを実際にするかしないかです。どちらもできるという点、望まれているという点、できる事ならしたくない、したいわけではないという点で共通しています。それをしたくないからやらないのと、したいわけではないけどもやるのでは結果は正反対のものになります。社会というコミュニティで生活するにはこのようにしたいしたくないではなく望まれているかという視点で物事をするかしないかを判断することが大事になるのではないでしょうか。
私が責任者をやっていた以前の職場では、責任者として人がやりたがらないことを積極的にやろうと努めていました。ですが、周りの方たちみんなが進んでそれを先にやってくれることがよくありました。いつでも整理整頓され、トイレもきれいで、夏場でも雑草が生い茂ることもありません。私が日中いるZUCCOTTOでも同じ様にみんながそれをやっているのでうまく回っています。もしかしたらオフの時はそうではないかもしれません(私はだらしない人間ですのでそうです、、、)が、仕事モードがオンのときにはみんなが公私混同はせず職業人といて動いてくれているのだと思います。
今回は少し長くなりましたね。社会人として組織人として、全員が気持ちよくそれぞれの役割を果たせるように必要な考え方のお話でした。またちょこちょことこういった記事も書いていきますのでご覧ください。
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