靴づくりにはたくさんの工程があります。
イボーナwebショップの加藤です。
楽天サイトに続きオープンした[本店]ですが、オープンしてからすでに1か月が過ぎました。
そして2019年ももうすでに1か月が経過しようとしています。
時間の経過が早すぎて、毎年かならず「早いですねー」と言わずにはいれません。
イボーナでは引き続き商品ラインナップをどんどん増やして、どんどん更新していきます。
また、レディーススニーカーも近日中にアップ予定となりますのでチェックしてみてくださいね。
もちろんレディースのスニーカーもその他の製品同様に「本革+日本製」にこだわった自社での製造販売となります。
メイド・イン・ジャパンですが、細かくいうとメイド・イン・ナゴヤです。
made in NAGOYA のイボーナ
イボーナは実店舗が無いので、店舗のご案内こそできないのですが、製品を製造しているのは、名古屋に工房を構える株式会社名進です。
小さな工房ですが、毎日職人さんがせっせと靴を作っています。
今回は広く浅く、少しだけ靴の製造工程を紹介します。
製造工程を大まかに5つに分けてみる
靴の製造にはさまざまな工程がありますが、名進では革の裁断~仕上げの段階まで、全てを自社で行っております。
すべての靴工房が全部やっているんじゃないの?
と思うかもしれませんが、そうではありません。
もちろん一貫して製造しているのも名進だけではありません。
靴づくりというと、革を靴の形に沿わせる “つり込み”と、靴底を取り付ける “底付け”のイメージが強いような気がしますが、made in japanとして販売するには、その前にも後にも、やることがたっぷりとあります。
そんな靴づくりの最初の工程が裁断です。
細かくいうと、デザインや型紙を作成する段階から始まるのですが、今回は
裁断
から、少しだけご紹介いたします。
裁断
裁断とは名前の通りですね。
革をそれぞれのパーツにカットしていきます。
裁断にはレーザーなどの方法もありますが、名進では昔ながらの「抜き型」を使用した裁断をしています。
靴は足の形にする際(つり込み)に、革を強くひっぱる工程があるため、革の傷などを見ずに裁断をしてしまうと、引っ張ったときに傷が目立って出てきてしまいます。
また、革の表情や革の伸びる向きを見ながら、パズルのように無駄が出ないように裁断をしていきます。
抜き型を使用する為、さまざまなブランドのたくさんのデザインの抜型が保存されています。
縫製
縫製部では裁断した革のパーツを組み合わせて、アッパー(甲革)を完成させます。ミシンでの縫製はもちろんのこと、革の断面を隠す “へり返し”や “縫い割り”など、職人さんならではの技術をふんだんに必要とする工程となります。
つり込み
つり込みでは、縫製されたアッパーを、足の形をしたラスト(木型)に沿わせていきます。
この工程で、アッパーは靴の形になります。
木型といってもプラスチックです。
つり込みは基本的にはトゥラスターという機械を使用します。現在名進にあるものは4代目のトゥラスターで、職人さんは靴のバランスを上から見ながら、適切な力でつり込みを行います。
一般的に「つり込みで靴の善し悪しが決まる」とも言われているような大事な工程になります。
どこも大事な工程ではありますが、、。
底付け
底付けでは、つり込み後の靴に靴底を取り付けていきます。
名進では、セメント製法と、オパンケ製法(サイドマッケイ製法)の2種類があります。
セメント製法は強力な接着剤を使用し、圧着することで取り付ける方法で、オパンケ製法は靴の周りをぐるりとミシンで縫い付ける方法となります。
どちらもメリットのある、異なる底付け方法です。
オパンケ製法はイボーナのスニーカーなどでも使用している製法ですね。
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スキーターオイルワックスレザー/ダービーレースアップスニーカー
仕上げ
完成した靴を仕上げていきます。
中敷きやインソールを入れる事や、製造工程で付いた微細なのりなどを綺麗に取り除いてきます。
必要に応じて磨きなどをかけることもあります。
たくさんの工程を経て出来上がるibonaの革靴
今回は各工程を大まかに5つに分けてご紹介しましたが、各工程の中にはさらに、さまざまな工程がたくさんあります。
こういった数ある工程を経て出来上がる1足の靴ですが、やはり本革という天然素材の性質上、不良となって作り直しになってしまう事もあります。
不良が出た時はそうするかと言うと、
そうです。
作り直し
しかありません。
日本製の靴メーカーとして、販売価格と品質のバランスがしっかり保てている、自信を持ってお勧めできるこだわりの製品を販売していきます。
という事で、2019年もイボーナをよろしくお願いします。
2019年も、始まったと思えばもう2月がこちらを覗いています。
早いですねー。
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