ウェディングシューズのオーダーをいただきました。

こんにちは。いつもpelletteria ibona　のブログをご覧いただきありがとうございます。

前回お話ししましたが、週末に娘の運動会がありました。昨年、一昨年まではまだはいはい競争やかけっこなどの競技だけでしたが、今年はクラスのみんなでダンスをするプログラムもあったのですが、緊張してか全く踊らず、むすっとした顔で固まっていました。多少人見知りをする子ですので体育館に入ったときからたくさんの大人を見て固まっていましたのでやっぱりか～という感じです。来年再来年とまた変わっていくとは思います。成長が楽しみです。

先日結婚式を控えたお客様にご来店いただきました。以前より何度も来ていただいているお客様でZUCCOTTOについては勝手知ったるという感じです。今回はご自身の結婚式に履く靴を作りたいとの事でした。ZUCCOTTOでは足形を取る、形を変える、そういったオーダーはお受けしていませんが、革を変える色を変えるカラーオーダーはお受けしています。お値段はだいたい２０００円アップのものがほとんどで、イタリアンレザーなど特別に高価な革でなければそのくらいのお値段でオーダーしていただけます。

今回のように結婚式できるドレスに合わせたお色でのオーダーもありますし、普段のご自分のお洋服に合わせてや、好きな色、中にはご自分のラッキーカラーなど、既製品とは別の色でお作りすることもたくさんあります。

今回の花嫁のお客様が選んだのはこの形。

ｚ－１７８

既製品としてはパテントレザーで展開しています。

約８センチのヒールに、ほどよく上品なつま先の開きが人気のオープントウパンプスです。

お店の既製品でフィッティングをし、足に合うことを確認してからのオーダーになります。ZUCCOTTOが足を測ってのオーダーをしない理由の一つがこれです。測って作るよりも、実際に履いて確認ができるので、安心してオーダー頂けて、靴の出来上がりを待つことが出来ます。

今回のお客様はｚ１７８にお決めになりましたが、他にもたくさんの靴をお試しいただき、合う靴の中からドレスや式場の雰囲気なども考えたうえでこちらを選ばれました。

形が決まると次は色です。特にメインとなるアッパーの革選びは、靴を印象のほとんどを決める重要な要素になりますし、その分とても楽しんでいただけるのではないでしょうか。

こちらのお客様は、ブルーグレーやマスタード、ピンクベージュなどいろいろな色の革を見ていただき、検討頂きました。その後、ｚ１７８の赤に魅かれたようですが、少し色が濃く、はっきりとしすぎるためもう少し鮮やかな色という事で最終的に決まった革がこちらになります。

オレンジがかった鮮やかな赤で、とても華やかで素敵な靴に仕上がりました。

ヒールもスタックヒールではなく同じ革で巻いています。

カラーコーディネートにお詳しい方で、ご友人と写真を見ながらいろいろと検討されていましたが、こちらの革を見てすぐにこの革に決まりました。きっとイメージとドンピシャだったのかなと思います。

とても発色がいいこちらのスエード調の革ですが、実はibonaではおなじみの革になります。

ibonaの人気商品でもあるエクレアコインケースやショルダーバッグ、ラウンドポシェットなどで使っているクラックゴートです。鮮やかな発色と本革らしい表面の雰囲気が人気で、ibonaのたくさんの商品に使われている定番の本革です。

こちらのパンプスはこの革のトコ面を使用して作りました。トコ面とは簡単に言うと革の裏側の面のことです。ibonaでは革を貼り合わせて裏側にも革の表面が来るようにしたり、裏にきれいな帆布を使用したりしてより使いやすく高級感のある作りになっていますので、このトコ面を目にする機会はあまりないかと思います。ですが、実はこの革はトコ面もとてもきれいに仕上がっている革ですので今回のようにトコ面を使用して製品を作ることも可能でした。

発色の良さと表面の本革らしい表情が人気のこの革ですが、もう一つの人気の秘訣はカラーバリエーションにあります。スムースの革などはどうしても黒かブラウンかという感じで色が限られてしまいます。プリントの革などはカラバリも豊富で柄もいろいろな種類がありますが、本革らしい表情は全くなくなってしまいます。鮮やかな発色、本革らしい表情、カラーバリエーションとすべてを満たしたのがこちらのクラックゴートです。お買い上げいただいたお客様にも「きれいな色」「カラーバリエーションが豊富で主人と色違いで持てる」「革っぽい雰囲気のある素材で上品な感じでかわいい」などたくさんお褒めの言葉もいただいています。

特に人気の商品をいくつかご案内します。