これってどんな意味?専門用語を少しだけお教えします。
こんにちは。本日もpelletteria ibonaのブログをご覧いただきありがとうございます。
今日はちょっとした豆知識。靴やバッグ、革小物など革製品を扱う名進の工房で飛び交う専門用語についてご紹介しようかと思います。違うんじゃね?とツッコミを入れたくなる部分もあるかと思いますのでその時はぜひともがんがんツッコんでやってください。
ヒョウ柄のことを指します。本物のヒョウを使うことはまずありません。起毛素材にプリント、または染色したものが多く使われます。
シマウマの柄のことを指します。本物ではなく起毛素材にプリントまたは染色したものが多く使われます。
ヘビ柄、もしくはヘビ革の事です。本物のヘビを使うこともありますが、名進では型押し、もしくはプリントのものを使います。
ワニ柄もしくはワニ革の事です。パイソンと同じく名進では型押し、もしくはプリントのものを使います。
こちらで詳しく説明しています。
素材紹介 vol.3 -クロコ型押し(エンボスレザー)について-
裁断するときに使用する刃がついた型です。これを革の上に置き上から何トンという力でプレスすることで裁断します。クッキーの型抜きの大きい版です。
ラストとも言います。靴を作る際に靴の容積とその形を決める部材です。
トー(つま先)ラスト(木型)。つま先を木型に沿わせてつり込む機械です。
素材を形に添って切り分ける事です。名進では革、布地、底素材などいろいろな素材を裁断します。また、裁断機と抜型をつかった裁断。手で切る手裁ちがあります。
アッパーのことで、靴のソールより上の部分。特に革でできた部分を指します。
革製品特有の作業です。漉き機などを使って革全体、もしくは特定の部分を薄くする作業です。革と革を重ねてミシンをかける部分は単純に2倍の厚みになってしまいます。布地であれば気にならない厚みですが、革で作る場合、当たって痛い、形がいびつになるなどの支障が出るため、あらかじめその部分を薄くすることで厚みを均一にします。
革の断面を指します。
コバ面を隠すことなくそのまま見えるように処理する技法です。
革の端を折ることでコバ面を見えなくする技法です。
コバ面を見せずに革で巻く技法です。
手染めの事です。ibonaの製品ではエクレアコインケースやレザースニーカーで行う技法です。
詳しくはコチラ
靴のヒール部分の地面に接する部分でトップリフトとも呼びます。ここが擦り切れる前に交換修理をすることで、きれいに永く履くことが出来ます。
アウトソールの事で、靴の地面に接する部分です。ibonaのエクストラライトソール、ビブラムソールがこれにあたります。
靴の部材で、中敷きと本底の間にあります。クッション性、通気性に富んだ素材です。
靴の中底の下に入れる素材です。つま先側に入れる事で厚みをもたせ、ヒールの傾斜を軽減できます。その分しならなくなる履きづらさがでるのでストラップがあるもの履き口が深いものがお勧めです。
靴などに使われる金具で、ストラップを止める時などに使います。
取り外しを可能にする金属パーツです。下記のバネホックに比べて大きいですが、耐久性、外れにくさが高いです。バッグや靴など比較的大きなものに用います。
取り外しを可能にする金属パーツです。上記のバネホックに比べて小さくかわいいですが、耐久性、保持力に劣るため、小物などの小さなものに使います。
ジャンパーホックやバネホックと違い、取り外しができないよう保持する金属パーツです。バッグの持ち手や小物に用います。
甲革を木型に沿わせて立体的にし靴の形に成型する工程です。名進では靴によって機械を使ったり、職人が手でつり込んだりします。
つり込んだ靴に本底を貼る工程です。名進ではつり込みから仕上げ前までの工程を総称してこう呼ぶこともあります。
靴の履き口にクッション性を持たせるための加工、またその部分を指します。
靴の甲部分などにバックルなどの金具を貼る際に受けるための革の事です。
靴の作りの一つで、アッパーをほぼすべて一枚の厚みのある革で作り、履き口の摩擦が大きな部分にだけ革を貼り合わせます。
ちょっと思いついたものを列記してみましたが結構あるものですね。もちろん職人さんには各持ち場によってその場その場の専門用語があるのでしょう。また、会社さんや地域によっても同じ作業、同じ素材でもきっと呼び方が違うのだと思います。そんな呼び方の違い、表現の違いも調べてみると面白いかもしれませんね。
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