イボーナで定番のブラウンは２種類。それぞれの特徴と違いをさらっと解説!!

店長リナです！

先日はお知らせブログを読んでくださり、誠にありがとうございました。

メッセージをくださった方もいて、とても嬉しかったです。

本当にありがとうございます。

そして今回のブログの内容は、小物の購入検討中のお客様がよく迷われる「どっちのブラウンにしようかな？」というもの。

というのも、現在(2023年12月)イボーナでは2種類の革で「ブラウン」を取り扱っており、こちらがその2種類のお写真になります↓

左：①「スクラッチ・オイルレザー」通称マルゴー(旧ヴィヴィド)

右：②「イタリアン・オイルレザー」通称アマゾニア

それぞれの革の特徴を交えながら順番に紹介していきます。

そしてご自身のお好みに合わせてお選びいただければと思います。

①「スクラッチ・オイルレザー」のブラウン

色展開が可愛いこちらの「スクラッチ・オイルレザー」。

正直この4色からもどの色にしようか迷っちゃいますよね。

（ちなみに、人気カラーはエバーグリーンで、店長の推しカラーはグレー）

こちらの革は〈スクラッチ加工〉と呼ばれる、革の表面をあえて荒らすような加工が施されており、独特なムラ感のある表情を持ってます。

そして、使う前は艶が無くマットな質感です。

最大の特徴は「同じ色とは思えないほどの、味わいのある変化。」

そしてこの革の一番の魅力はなんと言っても経年変化の振り幅！

お写真を見ていただいてもわかる通り、革特有の艶感はもちろん、使うほどに増す色の深みがかっこいい。

私店長は先日、こちらの革を製造しているイタリアの職人さんとお話をしてきたのですが、どうやら彼は色が好きみたいで、発色にこだわってるような気がしました。

そしてその「色へのこだわり」ですが、未使用の状態の色だけではなく、経年変化をしていく「過程の色」へのこだわりもあるのです。

そのため新色を開発する際に、経年変化の色まで確認できないと商品化はしないそう。

※イタリアの職人さんとのお話は、もしかしたら真実と私の解釈の違いがあるかも知れません。ただ、私がその場で感じたことを書かせていただきましたことをご理解いただけますと幸いです。

②「イタリアン・オイルレザー」のブラウン

こちらの革はイボーナでは2色展開。（ブラックもカッコええです）

元々はバッグのみで使用していた革なのですが、今年4月から小物(一部製品)での販売も始めました。

個体差は魅力でしかない。

こちらの革は個体差が本当に本当にすごくて、同じお財布でもまったく違う風合いに仕上がったりもします。
たまにびっくりするくらいの個性を出してくるんです。

この個体差は、この革の最大の魅力である「１枚の表情の多さ」からくるもので、唯一無二の雰囲気を感じざるおえないものになります。

イボーナではそれも本革の魅力とし、この革の良い特徴だと捉え、そこも皆様に楽しんでいただきたいと思っております。

（ちょいと厳しい時もありますが…笑）

↑上の写真を見ていただいてもわかる通り、シボ(凹凸)があったりスムース(ツルツル)だったり、トラ(縞模様)があったり…色のムラ感も激しく、場所によって全っ然違う。

サイズの大きいバッグ(例：PCトート)やパーツの多いバッグ(例：ロト・ハンドバッグ)だと、この様々な表情が一つの製品に入ってたりして楽しい楽しい。

上記に述べた「表情の多さ」に加え、革を曲げることで色が変わる「プルアップ」による濃淡で更に表情に豊かさを与えてくれるのも魅力の一つ。

↑経年変化はこんな感じ。

こちらもスクラッチレザー同様に色は深みが増し、自然に艶も出てきてより一層魅力的な風合いに。

イタリアン・オイルレザーのブラウンのバッグを使っている方は、バッグの経年変化との違いも楽しめると思います。

バッグは陽に当たる機会も多く、少し日焼けでオレンジみを帯びやすいイメージ。

小物はバッグほど陽に当たる機会が少ないため、バッグに比べやや明るい色のまま先に艶感が出るイメージ。

お好みのブラウンはどちらでしょう？

ここまで長々とそれぞれの特徴を書いてますが、

「2つの経年変化を並べてよ！」って思ってる方多いと思います。

そうなんです。こういうのは、並べて見た方がわかりやすいんです。

どうでしょう。

経年変化の仕方？風合いの感じ方？が違うと思います。

直感的に「こっちの経年変化が好きかも」みたいなのがもしあったら、そちらを選ぶといいかもしれません。

イボーナで取り扱っている革は全て、ベジタブルタンニン鞣しと呼ばれる伝統的な手法で作られたもので、本革ならではの“経年変化”を楽しめるようになってます。

そのため革の色や種類を決める時は、変化していく姿で決めていただくのをオススメしており、使用していく中で「革を育てる楽しさ」を感じていただけたら嬉しいです。

まとめ

ここまで読んでくださりありがとうございます。

まとめ下手な私ですが、これまで書いた内容を私なりにまとめてみようと思います。

「スクラッチ・オイルレザー」ブラウン

・敢えて表面を荒らしたようなスクラッチ加工

・その分変化が早く、振り幅がすごい

・変化した時の色の深みがかっこいい

「イタリアン・オイルレザー」ブラウン

・表情豊かで個体差がすごい

・その分本革らしさが味わえる

・スクラッチブラウンと比べるとややイエローっぽさもある

ということで、以上がブラウン2つのそれぞれの特徴・魅力となります。

経年変化の仕方は使用状況や革の個体などでも違いが出るので、あくまでもご参考までに見ていただけますと幸いです。

ちなみに、よく触れるような小物（お財布やキーケース）でしたら特別なお手入れをしなくてもすんごく良い感じに変化してくれるので、お気軽に使ってくださいね⭐︎

また、インスタグラムにて “#ibonarecord” を見ていただけますと、他のお客様のイボーナ製品を見ることができるので、ぜひそちらもチェックしてみてください。

最後まで読んでくださりありがとうございました。

少しでも色・革選びの手助けとなるような内容になってたら嬉しいです＾＾

では、シーユーアゲイン。

イボーナ店長リナ